飛行機に乗ることなく、クレジットカード決済に頼ることなく「ANAマイル」を大量に貯める方法の1つに、LINEポイントを経由する「ソラチカルート」があります。
ソラチカルートのANAマイル交換レートは81%。これまで紹介したルートの中で、最も高いレートではありますが……手順が少々ややこしいので、わかりやすく解説します。
ちなみに、以前紹介した「TOKYUルート(75%)」「nimocaルート(70%)」について知りたい方は、以下の該当記事を参照してください。


目次
ソラチカルートとは
ポイントルート図
それではさっそく、全体の流れを把握するために「ポイントルート図」を確認していきましょう。
「TOKYUルート」「nimocaルート」と比べて、ポイント交換回数が1回多いことが分かります。ただ、その分、交換レートが高いのが魅力。ハピタスで1万ポイントを貯めて、それをすべて交換したら、ANAマイルが8100マイル貯まる計算となっています。
クレジットカード決済のみで8000マイルを貯めるには、だいたい80万円分のショッピング利用が必要(キャンペーンポイント等を除いた場合)。ハピタスポイントをANAマイルに交換する方が圧倒的に効率的です。
LINEポイントを貯めるのが鍵
おそらくハピタスを活用していない人にとって、ポイントルート図の中で唯一わかる……というか、知っているのが「LINEポイント」だと思います。つまり、LINEポイントを効率的に稼ぐことがANAマイルを貯めるカギとなるので覚えておいてください。
LINEポイントを貯める方法
では、LINEポイントを貯める方法を確認していきます。公式サイトによると、「動画を見てLINE友達登録する」「マンガを読む」等のミッションをクリアするか、LINEショッピング・LINEデリマ等のサービスを利用して貯めることができます。
ただ、ミッションをクリアしてもショッピングもしても、ポイントはなかなか貯まらない印象。実際、LINEショッピング経由で「楽天市場」を利用しても、購入額の0.5%しかポイントが貯まりません。ハピタスの1/2の還元率ですね。
──となると、LINEポイントを効率的かつ大量に貯めるには、ハピタス等のポイントサイト(ポイントを貯めることに特化しているサービス)を活用して、貯めたポイントをLINEポイントに交換するというのが1番と言えるのではないでしょうか。

メトロポイントへの交換サービスは2019年12月に終了
(※2019年9月30日追記)LINEによると……2019年12月27日15時に「LINEポイント」から「メトロポイント」の交換サービス終了が決定しました。詳細は以下の通り。
平素は、LINEポイントをご利用いただき、誠にありがとうございます。
この度、LINEポイントにおける一部の交換サービスを終了させていただくこととなりました。ご利用中のお客様にはご不便おかけいたしますが、ご理解賜わりますようお願い申し上げます。
《2019年12月27日 15:00に終了する交換先》
■dポイント
■nanacoポイント
■メトロポイント
■ベルメゾン・ポイント
■JALマイレージバンク
■Amazonギフト券(※)
■Pontaポイント(※)
■選べるe-GIFT(※)
※がつく交換先については、在庫状況により交換受付終了日時よりも早い時期にて交換終了とさせていただく場合がございます。《2019年12月31日 23:59に終了する交換先》
■LINE Pay
※コード支払い時のポイント利用は引き続きご利用いただけます。《注意事項》
・交換をご希望のお客様は交換受付終了日時までに交換申請をお願いいたします。
・交換受付終了日時を過ぎてからの交換申請は一切受付できかねますので予めご了承ください。
・交換時の入力誤り等により、正常に交換処理が行われなかった場合はポイントを返還いたしますので、再度正しい情報で交換申請を行っていただきますようお願い申し上げます。
ただし、再交換申請の時点で交換受付終了日時を過ぎていた場合、交換申請は受付できかねますのでご了承ください。これまで対象交換サービスをご愛顧いただき誠にありがとうございました。
また、LINEポイント利用規約に記載されております「LINEポイント」の提供元が2020年1月1日より下記の通り変更となります。
《現在》LINE株式会社
《変更》LINE Pay株式会社今後ともLINEポイントをどうぞよろしくお願いいたします。
突然の発表に困惑していますが、ハピタスで貯めたポイントがANAマイルに交換できなくなるわけではありません。「ソラチカルート」から「TOKYUルート」・「nimocaルート」にチェンジする方は、早めに準備に取り掛かりましょう。
なお、以下は、期限内に「LINEポイント経由」のソラチカルートを利用する方に向けた内容となっております。
ソラチカルート開通に必要な準備
それでは、「ソラチカルート」を利用するために必要な準備を確認していきます。先ほどの「ポイントルート図」を用いて説明します。
ハピタス以外に登録するのは「Gポイント(こちら)」。Gポイントは「Tポイント」や「LINEポイント」など、120種類以上のポイントやギフト券に交換できるポイント交換サービスです。LINEポイントは、LINEユーザーであれば誰でも利用できるのでOK。
で、「LINEポイント」を「メトロポイント」に交換するために必要なのが……「ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)」。陸マイラー(ざっくり言うと、飛行機に乗らずにマイルを貯める人)必携のカードです。
年会費(初年度無料・次年度以降2160円)がかかりますが、ANAマイルを貯める最もメジャーなカード。ハピタス・LINE等で貯めたポイントをANAマイルに交換するために必要です。
「TOKYUカード」「nimocaカード」も年会費は変わりません。各ルートを比較して、自分の生活環境に合ったカードを発行するのが良いでしょう。ちなみに私は「nimocaカード」を所持しています。
▼「ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)」の特徴
ANA特典航空券の必要マイル数
──では、「ANAの特典航空券」(国内線)を利用するための「必要マイル数」も確認しておきます。L(ローシーズン)、R(レギュラーシーズン)、H(ハイシーズン)と、時期によって必要マイル数は異なりますが……今回は、レギュラーシーズンで調査。日程はこちら↓
2019年 | 3/1~3/14、5/7~7/31、8/26~11/30 |
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2020年 | 3/1~3/12、5/11~8/6、8/24~11/30 |
2021年 | 3/1~3/11(4月以降は、2020年3月頃に案内されます) |
そして出発地が「東京(羽田空港)」の場合、たとえば8100マイルあれば……というよりも、6000マイルあれば仙台、新潟、名古屋、大阪等に行くことが可能。
6000マイル | 秋田・庄内・仙台・新潟・八丈島・富山・小松・能登・名古屋・大阪 |
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なお、同路線なら、ハイシーズンでも席が空いていれば予約可(7500マイル必要)。また、ローシーズンであれば「東京-沖縄(7000マイル)」も予約できます。詳しくは、ANA公式の「必要マイルチャート表」をご覧ください。
まとめ
今回は、LINEポイントを経由する「ソラチカルート」を解説しました。ANAマイル・LINEポイントを貯めるには、ポイントサイトの活用が最も効果的です。ちなみに、ハピタス以外なら「モッピー(こちら)」も「Gポイント」に交換が可能。
──ANAマイルを貯めるのは、決して難しくありません。まずはやってみることが大事。ハピタス・Gポイント・LINEポイントはもちろん完全無料のサービスですので、興味のある方はこれを機にぜひ始めてみてください!

