ANAマイルを効率よく大量に貯める方法の1つに「TOKYUルート」と呼ばれるものがあります。いわゆる普通のクレジットカード決済で貯めるよりも段違いで貯まるスピードが速いので、飛行機に乗らずにマイルを貯める “陸マイラー” を目指すなら絶対に活用しておきたい方法。
かくいう私は、「nimocaルート」を利用しているのですが、一般的にはこちら「TOKYUルート」の方がおすすめ。理由はシンプルで、「nimocaルート」は北海道もしくは九州地方在住の方、仕事等でよく行かれる方に向いているからです。
そこで今回は、「TOKYUルート」を活用するステップを解説していきます。具体的には、最も定番なポイントサイト「ハピタス」でルート開通の準備をして、ポイントを貯めてマイルに交換する流れを見ていきましょう。


目次
ハピタスについて
ハピタスは、様々な商品・サービスの宣伝広告を掲載しているポイントサイト。ポイントサイトとは広告代理業を行うサイトのことで、サイトには「提携企業の広告」がフリーペーパーのようにズラッと並んでいます。会員は広告を利用したらポイントが貯まり、貯まったポイントは、現金や電子マネー、航空会社のマイル等に交換が可能。
ポイントがもらえる仕組みは、会員(無料)が広告を利用すると、企業からハピタスに報酬が支払われて、その報酬の1部がポイント(1ポイント=1円)として、会員に還元される、というものです。
ハピタスをオススメする理由は主に4つ、「入会費・年会費等すべて無料」「広告数が多い(提携企業が多い)」「会員数310万人以上」「企業としても信頼できる」ため。使い方やオススメ広告などはこちらの記事(ポイントサイト「ハピタス」完全攻略マニュアル)でまとめています。

効率的にマイルを貯めるとは
ここまでの説明で、なんとなく「ハピタスで貯めたポイントはマイルに交換できる」ということが分かりました。日常生活におけるあらゆる購買行動を「ハピタス経由」にすることで、ポイントは自動的に積み重なっていきます。
つまり、普段利用しているショップのポイントカードを1つにまとめて大量にポイントを貯めるイメージ。もちろん各ショップのポイントも貯まりますので、ポイントの2重取りが可能です。
また、効率的にマイルが貯まる理由はもう1つ。ポイントをマイルに交換する際に大切なのは交換率。つまり、クレジットカードで1万マイルを貯めるには、一般的に約100万円分のカード決済が必要と言われています。しかし、今回ご紹介するTOKYUルートであれば……
ハピタスで1万ポイントを貯めるだけで7500マイル貯まります。ちなみに「Tポイント」「楽天スーパーポイント」「nanacoポイント」は、ANAマイル交換率が通常50%とされています。
つまり、どれもANAマイルで置き換えたら「1ポイント=0.5マイル」という計算。TOKYUルートであれば「1ポイント=0.75マイル」ですから、1ポイントの価値に差が生まれました。
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード
で、ハピタスポイントをANAマイルに75%で交換するためには、「ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード(こちら)」が必要。2020年以降の “陸マイラー必携カード” と言われています。こちらも「ハピタス経由」で発行するだけで1200ポイント貯まります。
年会費(初年度無料・次年度以降2160円)がかかりますが、毎年継続ボーナスが1000マイルもらえるのと、ハピタスポイントを効率的かつ大量にANAマイル化できるという理由でかなり人気。
▼「ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード」の特徴
TOKYUルートは、年間の「ポイント→ANAマイル」移行上限がないため、貯まったポイントを丸々ANAマイルに交換することができます。また、他のTOKYU CARD(TOKYU CARD・TOKYU POINT CARD等)でもANAマイルに交換は可能ですが……交換レートが50%になってしまいます。
ハピタス経由で「TOKYUカード」を発行すれば1200ポイント貯まることが分かりましたが、「ネットショッピング」「外食モニター」「美容室予約」「旅行予約」などなど、あらゆる方法でポイントを貯めることができます。

TOKYUルートを開通するために
ハピタス以外に登録すべきサイトは、「ドットマネー(こちら)」。ドットマネーは国内最大級のポイント交換サービス。ハピタスの交換先にも「ドットマネーギフトコード」と表示されています。
そして「ドットマネー」に交換したポイント(マネー)を、先ほど紹介した「TOKYU POINT」に交換します。
ANAの特典航空券必要マイル数
マイルが貯まったら「ANAの特典航空券」を発行しましょう。必要なマイル数は、L(ローシーズン)・R(レギュラーシーズン)・H(ハイシーズン)によって異なりますが、片道でローシーズンであれば5000マイルから特典航空券を利用できます。
▼R(レギュラーシーズン)の日程
2020年 | 3/1~3/12、5/11~8/6、8/24~11/30 |
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2021年 | 3/1~3/11、5/10~8/5、8/23~11/30 |
2022年 | 3/1~3/10(2022年4月以降は、2021年3月頃に案内されます) |
1区間(片道)5,000マイルからご利用になれます。
特典交換必要マイル数は、ご利用のシーズンおよび区間によって異なります。
便利機能「ANA便必要マイル数計算」または、「シーズンチャート」、「必要マイルチャート」にてご確認ください。※引用元:ANA国内線特典航空券ご利用条件
必要マイルチャート
では、つづいて「必要マイルチャート」も確認します。以下は「ローシーズンで5000マイルで行ける場所」になります。けっこう色々な場所に行けるもよう。
東京 ↔ | 秋田、庄内、仙台、新潟、八丈島、富山、小松、能登、名古屋、大阪 |
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大阪 ↔ | 萩・石見、松山、高知、福岡、大分、熊本、宮崎 |
名古屋 ↔ | 新潟、松山 |
札幌 ↔ | 利尻、稚内、女満別、根室中標津、オホーツク紋別、釧路、函館、青森、秋田 |
仙台 ↔ | 小松 |
福岡 ↔ | 対馬、五島福江、宮崎 |
長崎 ↔ | 壱岐、五島福江、対馬 |
沖縄 ↔ | 宮古、石垣 |
2区間で利用する場合は、片道:1区間の必要マイル数を合算するとのこと。なお、こちらの区間は、R(レギュラーシーズン)なら6000マイル・H(ハイシーズン)であれば7500マイル必要となります。「必要マイル数」についてさらに詳しく知りたい方は、以下記事も参考にしてください。

まとめ
今回はANAマイルを効率よく大量に貯めるために、「ハピタスでポイントを貯める」→「貯めたポイントをTOKYUポイントにする」→「TOKYUポイントをANAマイルに交換する」という流れと、TOKYUカードの発行について解説しました。
こちらの記事では、もう1つの人気ルート「nimocaルート」を紹介しています。いずれにしても、ハピタスでポイントを貯めるのがマイルを効率よく大量に貯めるカギとなりますので、まずはハピタスに無料登録(こちらからどうぞ)をしてポイントを貯めましょう。

ポイントの貯め方・サイトの使い方等は以下記事でまとめていますので、興味のある方はぜひチェックしてください!
